**お絵描きのための三つの裏技**


●序文:

 レッスンの前に、下手糞の私がこんなコンテンツを立ち上げるに至った経緯を短く記しておきます。
 シーネ派にしろスンナ派にしろ、普通の人は『こういう戦闘員が見たいなあ』とか『こんな場面が見てみたい』と 自分の願望を述べるだけで、絵を描いて表現したりはしません。
 きつい言い方ですが、それでは賛同者は集まらないのです。
 ただでさえ狭い敵女悪女好き界隈、一体どれほどの人間が貴方の独り言など省みるでしょう。
 殆どの場合は『チラシの裏に書いてろ』と言われて終りです。
 運良く絵にしてもらえたとしても、それは貴方と絵師の好みが偶然一致したに過ぎません。
 絵師には絵師の理想があり、貴方には貴方の好みがあります。 今度描いてもらえるのは、一体何年先になるでしょうか。
 表現しましょう、貴方の理想を。
 我々はマイノリティであるが故に、一人ひとりが一騎当千でなければならないのです。
 コツさえ掴めば絵は簡単です。絵の上達で悩んでいる人も是非ご一読下さい。

*注意!
 このページは、ペンタブレットとAdobe Photoshopシリーズのいずれかを持っている事を前提にしています。
 まだ持ってない人は是非お買い求め下さい。マウスで描くのとは雲泥の差です。

↑お勧め!

●一:大事なのは全体のバランス

 女を描くのに『最初に顔から描く』とか『胸から描く』なんてのはやめましょう。
 ダンボールを描くのに、張られている配送票から描くのはバカのする事です。
 まず全体の場所を決めるため、いいかげんなデク人形から描いていきましょう。


 全体を描かないとバランスが崩れ、手だけ異様に長いとか顔だけでかいモンスターができあがります。
 これを世間は「へたくそ」と呼び、ウンコ画像として嫌います。
 では、理想的な比率とは何でしょうか。

どんなポーズをとらせるにしろ、この基本を崩してはいけません。

漫画などでは意図的に崩して勢いを表現しますが。


 『できるかボケ』と思ったそこの貴方、 あんたは正しい!
 爆発で吹っ飛ぶモーションや蹴りで襲い掛かる場面など、 敵女にはとにかく複雑なアクションを伴う姿勢が多いのです。
 その中でこれだけの制約を守ってデッサンするのは至難の業といえるでしょう。
 そこでポーザーの出番です。

人形に適当なポーズをとらせて


レンダリングしてJPG画像にし、フォトショに取り込んでなぞります。

ペンタブがツルツル滑る場合は、紙を敷いてみて下さい。


 背景を『レイヤー複製』→背景を白で塗りつぶす→複製したやつを透明度下げる。
 この時、新規のレイヤーを一枚上に敷き、主線レイヤーにするのを忘れないで下さい。
 もちろんもっと大きい画像を使って下さい。サイズは1200〜1600ピクセルが妥当かと。
 解像度の設定は150〜200ぐらいが理想です。

お好みで胸や腰まわりのお肉を増やしてもいいですね。

でも決して崩れないように。


ほらできた。


 何やらセコイ臭いがしますが、もともとPoserシリーズは正確な人体デッサンの為に作られました。
 つまり、これが本来の使い方という事です。
 ポザ人形はどれだけ動かしても比率が崩れる事がないので、常に正しいデッサンができます。
 これでもう、3日も4日もかけて描いた絵を鼻で笑われる事は無くなるでしょう。
 さあ、後は線を綺麗にするとか血の飛び散り方、保存の設定など色々と小技が必要ですが、 それはネットで色んな人の絵を見て技を盗んでいって下さい。

とりあえずポザをどぞ( ・∀・) つ

余談:
 ネットにはたまに「おれ骨格から考えて描いてる(´∀`)」とか言う怪物が居ますが、 そういう人は天才なので極力放っておきましょう。
 私や貴方は、やっと絵の海原に漕ぎ出したスワンボートです。 戦艦大和と張り合ってはいけません、ひっくり返ります。


●二:人形は顔が命。絵も顔が命

 顔は色んな描き方がありますが、崩れたブス顔を描いていたのでは話になりません。

顔の中心も大事ですが、注意して欲しいのは耳の位置です。

『耳の上部』が目の上限です。


 何度も顔だけ描いて練習してみるのもいいと思います。
 こればっかりはソフトを頼りにする訳にいきませんが、一つアドバイスを。
 漫画の顔をよく見て、気に入ったタッチを真似しましょう。エロ漫画でも何でもいいのです。
 やられ顔も数パターンくらい考えておくと後が楽ですね。


 ここでは完全に『創作者の態度』が求められます。
 どの作家の描く顔なら自分にも描けるのか、理想を表現できるのか、よく吟味しましょう。
 同じ絵柄で男も描けるとなお良しです。男だけゴルゴで女性が萌え系ではギャグ漫画ですから。
 寝転んでぼうっと紙面を眺めていただけの自分とはもうおさらばです。
 何かを作ろうと決めた瞬間、貴方はもはや受け取るだけの消費者ではありません。
 職人です。


●三:色塗るぜ

 さて、ここからいよいよ完成に向けてラストスパートです。
 良い配色を探してああでもない、こうでもないと色を捏ねていきます。
 透明度をいじってみるのも良いでしょう。
 ま、色に著作権ないからアニメのセル画から拝借してもいいんだけどNE。


 肌には肌の、髪には髪の、影には影専用のレイヤーを作りましょう。失敗した場合、後が面倒です。
 範囲選択は1ピクセルばかり拡張しておくと塗り残しが無くて良い感じです。
 

最終的にレイヤーがこんな事になってしまいますが、問題ありません仕様です。

というか、最低これ位塗らないとフォトショップ買った意味NEEEEE


 こうやって拡大してみると、ずいぶん線が汚いですね。
 最初からデカく描き、後で縮小する事で綺麗になります。
 下書きでも線をきれいにするには色々と方法がありますが、私のヘボい写真屋5LEでは無理なので解説しません。
 最後に背景を何とかしたら、いよいよ完成です。

出来上がりました。


 後は解像度を72まで下げ、適度なサイズにして保存です。
 いくら自信のある絵でも、板などにあまりデカいのを張ると他の方に迷惑なので、縮小しておきましょう。


●おまけ

 理想の敵女はこれで描けるとして、彼女をストーリーの中で動かしてみたいとは思いませんか?
 今は漫画を描く専門ソフトもあります。私も使っている『コミックスタジオ』シリーズです。


 コマ割りや集中線が手軽に描ける他、トーンが楽に貼れたりと便利な機能が一杯です。
 プロの漫画家も使っているソフトで、今や漫画もデジタルで描く時代ですね。
 ぜひチャレンジしてみて下さい。


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